赤いオレンヂ

みたもの、きいたもの、つくったもの

「寝ずの番」  

1日の映画の日に、京都シネマで「寝ずの番」を観てきました。
らもさん原作。

落語家「笑満亭橋鶴」の臨終から始まる、一連のお通夜。
いやー笑った笑った。
あの原作をここまで忠実にやるとは!というくらい、とても艶っぽい映画でした。
予告編がすべてを物語っています。
でも、けっして下品ではない。
「品」の境界線ギリギリのところで、すくっと立っています。
たとえば春唄を楽しむにも教養が必要なんだろうなぁと思ったわけです。
わたしは、笑えたのもあったけれど、どこがそうなのか意味が分からないところ、聞き取れないところもありました。
ましてや、じっさいに即興で唄って返すなんて、頭の回転が良くて洒落がよく分かってて粋な人じゃないとできないだろうなぁと、しみじみ思ってしまいました。

映画館には「寝ずの番」関連の雑誌記事が貼ってありましたが、そこで初めて、吉弥さんが落語指導をされてることを知りました。
ラックシステムの舞台や「新選組!」で役者さんとして出てはるところしか知らず、ずーっと気になってる噺家さんです。
で、いま公式サイトを見てたら、
 落語指導・出囃子:桂 吉朝・桂 吉弥
って。
そうか、最初は吉朝さんやったんや。
吉朝さんもリリパの舞台でしか見たことがなく、らもさんやわかぎゑふさんのエッセイで何度も読んでたのもあって、ずっと気になってた噺家さんでした。
いつかちゃんと落語を聞きにいこうと思っていたのに。

最後に、気に入ったところを箇条書きで。

・さすが一徳。ええ味出してはるわぁ。
 文句なしに好き。

・中井貴一って、やっぱりいい役者さんやねんなぁと再確認。

・師匠との思い出を回想するシーンがとてもよくできている。
 とくにあのマリファナ事件、最高。

・富司純子が師匠のお墓参りをするシーンがとてもかわいらしい。
 あのちょっとした首のかしげ方が、なんともいえん。

・生と死の境目がちょっとゆるくなるところがいい。
 「死人のカンカン踊り」のあの足とか。

もう1回観に行くかも。
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