赤いオレンヂ

みたもの、きいたもの、つくったもの

図書館戦争シリーズ  

最近はまって一気に読んだのが、有川浩さんの『図書館戦争』と『図書館内乱』。
「公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された現代」を舞台に、国家の検閲機関と対立して戦う図書館の面々。
なんかの雑誌で読んだところによると、著者は「図書館の自由に関する宣言」からこの話の着想を得られたそうですが、図書館のことをよく調べてらっしゃいます。
元図書館員としても不自然さを感じることなく、非常にたのしく読むことができました。

ヒロインはずばぬけた身体能力を持つ直情型で、話がテンポよく進んで行くのが気持ちよいです。
何かについて真剣に考えさせられるような読書体験を求めてる人にはおすすめしませんが、楽しみのためにすかっとしたものを読みたい人にならおすすめします。
勢いがあってすかっとするのは1作目の『図書館戦争』。
2作目の『図書館内乱』は、今後のシリーズ化に向けて主な登場人物の立場を紹介する短編連作。
1作目にくらべるとテンポの良さには欠けますが、なんせ次におもっきりひっぱる終わり方なので、次が気になってしかたありません。
ちょっとずるい終わり方かな。
3作目の『図書館危機』は未読なので、まだなんとも言えませんが。

図書館戦争図書館内乱図書館危機

『図書館内乱』の中の一編で、重要な役割をもつ本として『レインツリーの国』という物語が登場します。
これが書籍化されたものがこちら。

レインツリーの国

久々にあまい恋愛ものを読んだなーというのが一番の感想です。
なかなかひねくれた二人ではありますが。
そして、やはり、よく調べてらっしゃる。
この話は聴覚障害者と健聴者との恋愛もの。
聴覚障害と一口に言っても、聾唖者と中途失聴者とでは第一言語もアイデンティティのよりどころも異なる、というくだりでとくにそう感じました。

次は有川さんの自衛隊ものも読んでみたい。
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と、図書館に戦争…!?

図書館戦争作者出版社/メーカー発売日メディア図書館戦争本屋大賞に選ばれていたので読んでみました。くぅっ、面白い!題名まんまのお話でしたね。始め、図書館を主とした学生達の青春物語かなーと勝手に想像

ある休日のティータイム | 2007/02/23 21:24