赤いオレンヂ

みたもの、きいたもの、つくったもの

最近読んだ小説  

今月に入って、小説を読むのにはまってる。
ここまではまるのって、いつぶりかなーというくらいに。
かろうじて仕事はしてるけど、あ、ネットもうろうろしてるけど、それ以外はずっと本を読んでいる。
家の中はぐちゃぐちゃ。(昨日やっと掃除した。)
ご飯だけは何とか作ってる。

ここまではまりこんだきっかけは、5/1に読んだ「図書館革命」だ。

図書館革命
有川 浩
4840240221

メディア良化法の下、検閲がまかり通る時代の日本で、検閲と戦う図書隊の話。
シリーズ完結編。

このシリーズはずっと図書館で借りていて、先月やっと予約の順番が回ってきた。
いつも一度本を開けたら止まることなく、徹夜確実なので、休みの日までずっと我慢してやっと読んだってわけ。
いつもは1冊の中にいくつかの話が収められているんだけれど、これは長編で、大きな流れを怒濤の勢いで駆け抜けるってかんじだった。

雨のシーンが臨場感たっぷりで好きだなー
デパートの場面は、もう、腹を抱えて笑ったなー

もちろん、ベタ甘。
これが楽しみで読んでるから、オールオッケー。
熱血バカと怒れるチビの掛け合いが、もう、たまらん。

わたしはあまり感情を出さない、よく言えば冷静、悪く言えば冷めてるところがあって、逆に本を読んだり映画を観たりすると、感情のおもむくままに泣き笑う。
だから、熱血バカというキャラクターにはおおいにはまってしまう。
読み終わってすぐに、シリーズのスピンアウト本「別冊図書館戦争」を買いに行った。

別冊図書館戦争 1 (1)
有川 浩
4048670298

図書館での日常の事件やできごとを交えて、主人公カップルの付き合い始めから婚約までを書いた本。
いやー、もう、ベタ甘全開。
なにしろ主人公(の気持ち)が乙女路線だからじれったくもあるんだけれど、そこがまた恋愛ものの醍醐味でもあるなー

ここまで来たら、シリーズを一気読みしたい衝動に駆られて、「図書館戦争」「図書館内乱」「図書館危機」「図書館革命」と4冊まとめて買っちゃった。

図書館戦争
有川 浩
4840233616

図書館内乱
有川 浩
4840235627

図書館危機
有川 浩
4840237743

けっこう忘れてるエピソードもあったから、買って正解だった。
久々に無茶な一気読みをして、めっちゃ幸せだった。
そのおかげで、日常のいろんなものが犠牲になったけれど、たまにはいっかーと自分を甘やかして。

もう有川浩熱はとどまることなく、「クジラの彼」と「Story Seller」も購入。

クジラの彼
有川 浩
4048737430

これも一度図書館で借りて読んでたんだけれど、また読み返したくなって。
自衛隊員の恋愛を描いた短編集。
「空の中」と「海の底」のスピンアウトも収められている。
わたしが好きなのは「国防レンアイ」。
けっこう生々しいっちゃあ生々しいんだけれど、いいように使われながら8年も待つ男の人がツボだなー

Story Seller (ストーリーセラー) 2008年 05月号 [雑誌]
B0016IWPO4

有川さんの「ストーリー・セラー」狙いで。
これは、感動的、という言葉でしかよう表さん。
これが読めただけでもよかった、と心底思う。

あと、近藤史恵の「プロトンの中の孤独」もよかった。
ぜんぜん知らなくてあとで調べたら、ロードレースを描いた「サクリファイス」という小説に出てくる二人の若い頃を描いた中編らしい。
淡々とした中に、ドラマがぎゅっと詰まってた。
とても気になったので、「サクリファイス」は図書館で予約待ち中。

さらに図書館でも借りて読み続けた。

塩の街
有川 浩
4840239215

文庫ですでに持ってるけど、ハードカバー版にはその後の話も収録されていると知って、さっそく借りて読んでみた。
「塩害」におかされる世界を舞台に、わたしの中では、これもやっぱり恋愛もののくくり。
今回読んだ本のほとんどは、大なり小なりの「ありえなさ」を含んでいる。
「ありえなさ」とは、いま現在わたしたちが生きている世界とはちがう設定が含まれる世界、という意味で。
有川さんはそれを緻密に既定のこととして描くのがうまいなーと、改めて思った。

秋の牢獄
恒川 光太郎
4048738054

恒川さんの描く不思議な世界もまた好き。
昔から連綿と続く不思議な力が現代にもひっそりと息づく、という世界。

鼓笛隊の襲来
三崎亜記
4334926010

この人の本は初めて読んだ。
嘘をつくのがとってもうまい。(褒めてます)
日常のすきまで確かにこんなことが起こってそうだと、当たり前のことのように受け止めてしまう短編集。

あとは有川さんの特集をしている「野性時代」の2007年1月号も。
読みごたえある雑誌だねぇ。
たぶん毎月読む時間はないだろうから、定期購読はしないと思うけど。
気になったのは、池上永一の「テンペスト」。
最近出た6月号に連載の最終回が載ってるみたいだから、そのうち単行本が出るかな。
これは買い。

ここまで読んで、やっと読書欲が収まりました。
まあ、ここまで日常をほったらかさないまでも、これからもちびちびと読み続けるでしょうけど。
関連記事

category: こんな本を読んでいる

thread: 読書メモ - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://naong.blog93.fc2.com/tb.php/597-9104efc5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)